msguntypot.1p

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Langue: ja

Version: 2010-06-01 (fedora - 01/12/10)

Section: 1 (Commandes utilisateur)

名前

msguntypot - pot ファイルのタイプミス修正時に po ファイルを更新

書式

msguntypot -o <old_pot> -n <new_pot> pofiles...

説明

.pot ファイルにおいて、翻訳にまったく影響を与えない些細なエラー (例: タイプミス) を修正した際は、翻訳者に余計な作業をさせないように、翻訳した .po ファイルの対応する msgstr の fuzzy を外すべきです。

この作業を手で行うのは難しく、誤りが混入する傾向にあります。このツールはそれを正しく行う補助をします。必要なのは、上記の書式にある前の版と後の版の2つだけで、後はすべて自動的に行います。

使用方法

簡単に言うと、あなたの「英語の」メッセージにタイプミスを見つけたら、以下のようにしてください。
- pot ファイルと po ファイルを再生成します。
   make -C po/ update-po # メッセージプログラム翻訳用
   debconf-updatepo      # debconf 翻訳用
   po4a po4a.conf        # po4a ベースのドキュメント翻訳用
 
 

もしくは、プロジェクトのビルド設定に従ってください。pot ファイルや po ファイルが、確実に最新になっているようにするには、どのようにしたらよいか、知っているのでしょう??

- pot ファイルのコピーを作成します。
   cp myfile.pot myfile.pot.orig
 
 
- ファイルをすべてコピーします。
   mkdir po_fridge; cp *.po po_fridge
 
 
- タイプミス修正
$EDITOR the_file_in_which_there_is_a_typo
- pot ファイルと po ファイルを再生成します。
上記をご覧ください。

この時点で、タイプミスを修正することですべての翻訳が fuzzy となりますが、メインディレクトリの po ファイルと、fridge に置いた po ファイルとの不幸な変更は、一つだけのはずです。これを以下の手順で解決します。

- fuzzy な翻訳を放棄し、fridge から復元します。
   cp po_fridge/*.po .
 
 
- po ファイルと新しい pot ファイルを、手でマージしますが、意味のない fuzzy を考慮します。
   msguntypot -o myfile.pot.orig -n myfile.pot *.po
 
 
- 後片付けをします。
   rm -rf myfile.pot.orig po_fridge
 
 

以上で完了です。pot ファイルと po ファイルの双方の msgstr からタイプミスを根絶しましたし、このプロセスの中で po ファイルは fuzzy になりませんでした。翻訳者が大好きなあなたのままです。

関連項目

その名前にもかかわらず、このツールは gettext ツールスイートの一部ではありません。po4a の一部です。もっと正確に言うと、これはすばらしい po4a モジュールを使用する、不格好な perl スクリプトです。po4a についての詳細情報は、以下をご覧ください。

po4a(7).

著者

  Martin Quinson (mquinson#debian,org)
 
 

訳者

  倉澤 望 <nabetaro@debian.or.jp>
  Debian JP Documentation ML <debian-doc@debian.or.jp>
 
 

著作権・ライセンス

Copyright 2005 by SPI, inc.

本プログラムはフリーソフトウェアです。GPL の条項に基づき再頒布と変更を行うことができます (COPYING ファイルをご覧ください)。