sockatmark

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Langue: ja

Version: 2006-04-24 (mandriva - 01/05/08)

Section: 3 (Bibliothèques de fonctions)

名前

sockatmark - どのソケットに帯域外 (out-of-band) マークが付けられているかを調べる

書式

#include <sys/socket.h>

int sockatmark(int fd);

説明

sockatmark() はファイルディスクリプタ fd で参照されるソケットに帯域外マークが付けられているか否かを返す。 ソケットにマークが付けられている場合は、1 が返される。 ソケットにマークが付けられていない場合は、0 が返される。 この関数は帯域外マークを削除しない。

返り値

sockatmark() の呼び出しが成功した場合、ソケットに帯域外マークが 付けられていれば 1 を返し、付けられていなければ 0 を返す。 エラーの場合は -1 が返され、エラーを表す errno が設定される。

エラー

EBADF
fd が有効なファイルディスクリプタでない。
EINVAL
fdsockatmark() が適用できないファイルディスクリプタである。

バージョン

sockatmark() は glibc バージョン 2.2.4 で追加された。

準拠

POSIX.1-2001

注意

sockatmark() が 1 を返す場合、帯域外データは MSG_OOB を指定した recv(2) で読み込むことができる。

帯域外データは、いくつかのストリームソケットプロトコルでしか サポートされていない。

sockatmark() は SIGURG シグナルのハンドラから安全に呼び出すことができる。

sockatmark() は SIOCATMARK ioctl(2) 操作を使って実装されている。

バグ

glibc 2.4 より前のバージョンでは、 sockatmark() は動作しない。

以下のコードは、SIGURG シグナルを受け取った後に マークまでの全てのデータを読み込んで (破棄し)、 マークされたデータのバイトを読み込むのに使用できる。
 
     char buf[BUF_LEN];
     char oobdata;
     int atmark, s;
 
     for (;;) {
         atmark = sockatmark(fd);
         if (atmark == -1) {
             perror("sockatmark");
             break;
         }
 
         if (atmark)
             break;
 
         s = read(fd, buf, BUF_LEN) <= 0);
         if (s == -1)
             perror("read");
         if (s <= 0)
             break;
     }
 
     if (atmark == 1) {
         if (recv(fd, &oobdata, 1, MSG_OOB) == -1) {
             perror("recv");
             ...
         }
     }
 

関連項目

fcntl(2), recv(2), send(2), tcp(7)