sulogin

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Version: 98974 (fedora - 25/11/07)

Section: 8 (Commandes administrateur)

名前

sulogin - シングルユーザ login

書式

sulogin [tty-device]

説明

sulogin は、シングルユーザモードの時、 ユーザがシステムにアクセス可能となる前に、 /etc/init によって起動される。 この機能は、init が適切に変更されているシステムか、 あるいは /etc/inittab にシングルユーザ login のエントリがあるシステムでのみ利用できる。

次のようなプロンプトが出る。

Type control-d to proceed with normal startup,
(or give root password for system maintenance):

オプションのデバイス名引数が指定された場合を除き、 標準のファイルディスクリプタを用いて入出力を行なう。

ユーザが正しい root のパスワードを入力した場合は、 ログインセッションが開始される。 EOF が押された場合は、 システムはマルチユーザモードに入る。

ユーザがシングルユーザシェルを抜けた、 あるいは (シェルに入る前に) EOF を押した後には、 システムはマルチユーザモードに入るために必要な初期化処理を開始する。

警告

このコマンドが利用できるようにするには、 init/bin/sh ではなく sulogin を呼ぶようになっているか、 または inittab 中にシングルユーザログインに対する設定がされている必要がある。 例えば、

co:s:respawn:/etc/sulogin /dev/console

という行を書いておけば、 シングルユーザモードでは sulogin コマンドが実行される。

可能な限り完全な環境が提供される。 しかし、 様々なデバイスがマウントされていなかったり初期化されていなかったりするため、 多くのユーザコマンドが使えなかったり機能しないかもしれない。

ファイル

/etc/passwd - ユーザアカウント情報
/etc/shadow - 暗号化されたパスワードと有効期限の情報
/.profile - シングルユーザシェル用の初期化スクリプト

関連項目

login(1), sh(1), init(8)

著者

Julianne Frances Haugh (jockgrrl@ix.netcom.com)