ypset

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Langue: ja

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Version: May 1998 (fedora - 25/11/07)

Section: 8 (Commandes administrateur)

名前

ypset - ypbind を特定の NIS サーバーにバインドさせる

書式

ypset [ -d domain ] [ -h hostname ] server

説明

ypset を実行するためには、 ypbind-ypset または -ypsetme オプションを付けて起動されていなければならない。 詳細は ypbind(8) を見よ。 ypset は、指定した domain の NIS サービスを server で走っている ypserv(8) から取得するように ypbind に伝える。

ローカルなネットに NIS サービスを提供している複数のホストがある場合には、 ypset の実行が成功した場合でも、 ypbind が他のホストにバインドしなおしていることがありうる。 例えば:

 example% ypset host1
 example% ypwhich
 host2
 

これはちょっと混乱しやすい。これは NIS サブシステムに、 動作中の NIS サーバーを常に知ろうとする働きがあるからである。 host1 が ypbind に返答しない (ypserv が動作していなかったり、 負荷が高い場合など) と、 host2 で ypserv が動作していれば そちらがバインドされるのである。

server にはバインドさせる NIS サーバーを指定する。ホスト名または IP アドレスでなければならない。これが動作するのは、 ypset を実行したホストで、指定したドメインに対する有効なバインドが すでになされていた場合に限られる。 多くの場合は server は IP アドレスで指定する必要があるだろう。

オプション

-d domain
domainname(1) が返すデフォルトのドメイン以外を指定する。
-h hostname
ローカルマシンの代わりに、ホスト hostname に NIS バインドを行う。

関連項目

domainname(8), ypbind(8), ypcat(8), ypmatch(1), ypserv(8), yppoll(8), ypwhich(1)

著者

ypsetyp-tools パッケージの一部である。 yp-tools パッケージは Thorsten Kukuk <kukuk@suse.de> によって書かれた。