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getgrent_r
Langue: ja
Version: 2003-11-15 (mandriva - 01/05/08)
Section: 3 (Bibliothèques de fonctions)
名前
getgrent_r, fgetgrent_r - グループファイルエントリをリエントラント (reentrant) に取り出す書式
#define _GNU_SOURCE
#include <grp.h> int getgrent_r(struct group *gbuf, char *buf,
size_t buflen, struct group **gbufp); int fgetgrent_r(FILE *fp, struct group *gbuf, char *buf,
size_t buflen, struct group **gbufp);
説明
関数 getgrent_r() と fgetgrent_r() は getgrent(3) と fgetgrent(3) のリエントラント版である。 前者は、 setgrent(3) によって初期化されたストリームから、次のグループファイルのエントリを読み込む。 後者は、引き数 fp として与えられたストリームから、次のグループファイルのエントリを読み込む。group 構造体は <grp.h> において以下のように定義されている:
-
struct group { char *gr_name; /* グループ名 */ char *gr_passwd; /* グループパスワード */ gid_t gr_gid; /* グループ ID */ char **gr_mem; /* グループメンバ */ };
リエントラントでない関数は静的な格納領域へのポインタを返す。 この静的な格納領域には、更にグループ名・パスワード・ メンバへのポインタが含まれる。 ここで説明されているリエントラントな関数は、 呼び出し側から提供されるバッファにグループ名など全てを返す。 最初の引き数として struct group を保持できるバッファ gbuf がある。 次にその他の文字列を保持できるサイズ buflen のバッファ buf がある。 これらの関数の結果 (ストリームから読み込まれた struct group) は、 提供されたバッファ *gbuf に格納され、この struct group へのポインタは *gbufp に返される。
返り値
成功した場合、これらの関数は 0 を返し、 *gbufp は struct group へのポインタとなる。 エラーの場合、これらの関数はエラー値を返し、 *gbufp は NULL になる。エラー
- ENOENT
- 次のエントリがない。
- ERANGE
- 十分なバッファ空間が与えられていない。 もっと大きなバッファで再度実行すること。
準拠
これらの関数は GNU 拡張であり、POSIX 版の関数 getpwnam_r(3) の形式に似せてある。 他のシステムでは以下のプロトタイプが使われている。struct group * getgrent_r(struct group *grp, char *buf, int buflen);
より良いものでは、以下のようになっている。
int getgrent_r(struct group *grp, char *buf, int buflen, FILE **gr_fp);
注意
関数 getgrent_r() は本当のリエントラントではない。 なぜなら、ストリームの読み込み位置を 他の全てのスレッドと共有しているためである。例
#define _GNU_SOURCE #include <grp.h> #include <stdio.h> #define BUFLEN 4096 int main(void) { struct group grp, *grpp; char buf[BUFLEN]; int i; setgrent(); while (1) { i = getgrent_r(&grp, buf, BUFLEN, &grpp); if (i) break; printf("%s (%d):", grpp->gr_name, grpp->gr_gid); for (i = 0; ; i++) { if (grpp->gr_mem[i] == NULL) break; printf(" %s", grpp->gr_mem[i]); } printf("\n"); } endgrent(); exit(EXIT_SUCCESS); }
関連項目
fgetgrent(3), getgrent(3), getgrgid(3), getgrnam(3), putgrent(3), group(5), feature_test_macros(7)Contenus ©2006-2024 Benjamin Poulain
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