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iconv_open
Langue: ja
Version: 2007-03-31 (fedora - 25/11/07)
Section: 3 (Bibliothèques de fonctions)
名前
iconv_open - 文字セット変換のためのディスクリプタを割り当てる書式
#include <iconv.h> iconv_t iconv_open(const char *tocode, const char *fromcode);
説明
iconv_open() 関数は、文字エンコーディング fromcode から 文字エンコーディング tocode へのバイト文字列変換に適した 変換ディスクリプタを割り当てる。fromcode と tocode に使うことのできる値と、 サポートされる組み合わせは、システムに依存する。 GNU C ライブラリでは、使うことのできる値は iconv --list コマンドでリストされ、 リストされたすべての値の組み合わせがサポートされる。 さらに、 GNU C ライブラリと GNU libiconv ライブラリでは、 以下の接尾辞がサポートされている。
- //TRANSLIT
- tocode の後ろに文字列 "//TRANSLIT" が付いている場合、 翻訳 (transliteration) が有効になる。この場合、 変換先の文字セットで表現できない文字を、その文字と同じように見える 文字 (複数文字の場合もある) で表現することができる。
- //IGNORE
- tocode の後ろに文字列 "//IGNORE" が付いている場合、 変換先の文字セットで表現できない文字は黙って無視される。
この関数を読んで得られた変換ディスクリプタは、 iconv(3) で 何度でも使うことができる。 これは iconv_close(3) を使って解放されるまで有効である。
変換ディスクリプタは変換状態を持つ。 iconv_open() を用いて生成された後、変換状態は初期状態である。 iconv(3) を使うことにより、ディスクリプタの変換状態が変更される。 (変換ディスクリプタはマルチスレッドで 同時に使うことができないことを意味している。) 変換状態を初期状態に戻すには、 inbuf 引き数を NULL として iconv(3) を用いること。
返り値
iconv_open() 関数は、新たに割り当てられた変換ディスクリプタを返す。 エラーの場合、この関数は errno を設定し、(iconv_t)(-1) を返す。エラー
他のいろいろなエラーのうち、以下のエラーが起こりうる。- EINVAL
- fromcode から tocode への変換は、この実装ではサポートされていない。
準拠
UNIX98, POSIX.1-2001.関連項目
iconv(1), iconv(3), iconv_close(3)Contenus ©2006-2024 Benjamin Poulain
Design ©2006-2024 Maxime Vantorre