po4a-gettextize

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Langue: ja

Version: 2010-08-07 (ubuntu - 25/10/10)

Section: 1 (Commandes utilisateur)

名前

po4a-gettextize - オリジナルファイル (とその翻訳) を po ファイルに変換

書式

po4a-gettextize -f <fmt> -m <master.doc> [-l <XX.doc>] -p <XX.po>

(XX.po は出力ファイル。その他すべては入力ファイル)

説明

po4a (po for anything) プロジェクトは、gettext ツールが想定していないドキュメントのような領域で翻訳をしやすくすること (またより興味深いのは、翻訳文の保守がしやすくなること) を目標にしています。

"po4a-gettextize" スクリプトはドキュメントファイルを po ファイルに変換する事を担当します。翻訳を新しく始める際には、"po4a-gettextize" は翻訳可能な文字列をドキュメントファイルから抽出し、pot ファイルを書き出します。

既に翻訳したファイルがある場合、"po4a-gettextize" はそこに含まれている翻訳の抽出を行い、po ファイルの書き出しを試みます。この処理をなにも考えずに行ってはいけません。翻訳済ファイルの N 番目の文字列はオリジナルの N 番目の文字列と対応することを想定しています。そうでなければご愁傷様。このため、両方のファイルが同じ構造を共有することが非常に重要なのです。

しかし、"po4a-gettextize" は、ファイル間の不整合を検出し、何が起きたのか報告することで、翻訳の抽出時に起きた問題を診断します。この場合、報告された不一致を解決するため、ファイルを手で編集することになります。エラーを報告しなくても、生成した po ファイルが正しいかどうか (言い換えると、各 msgstr が msgid に関連しており、前後にずれていないか)、注意深くチェックするべきです。

スクリプトは、なにも問題なくても抽出したすべての訳文に fuzzy マークをつけ、翻訳者が眼で確認して、残った問題を確実に検出できるようにします。

マスタードキュメントに非 ascii 文字が含まれる場合、文化に依存せず非標準文字を許容できるように、生成した po ファイルは utf-8 となります。そうでない場合 (マスタードキュメントが完全に ascii の場合)、生成した po ファイルは、入力された翻訳ドキュメントのエンコーディングを使用します。

オプション

-f, --format
扱うドキュメントのフォーマットです。有効なフォーマットの一覧を見るには、--help-format オプションを使用してください。
-m, --master
翻訳するマスタードキュメントのファイルです。複数のドキュメントを gettext 化する場合は、このオプションを複数回使用してください。
-M, --master-charset
翻訳するドキュメントファイルの文字セットです。
-l, --localized
地域化 (翻訳済) ドキュメントのファイルです。複数のマスターファイルを提供する場合、このオプションを複数使って、複数の地域化ファイルを提供するのでしょう。
-L, --localized-charset
地域化ドキュメントファイルの文字セットです。
-p, --po
メッセージカタログが書き出されるファイルです。与えられない場合、メッセージカタログを標準出力に書き出します。
-o, --option
フォーマットプラグインに渡す追加オプションです。各オプションは、'name=value' のフォーマットで指定してください。有効なオプションやその意味の詳細は、各プラグインのドキュメントをご覧ください。
-h, --help
短いヘルプメッセージを表示します。
--help-format
po4a が理解できるドキュメントフォーマットの一覧を表示します。
-V, --version
スクリプトのバージョンを表示し、終了します。
-v, --verbose
プログラムの冗長度を上げます。
-d, --debug
デバッグ情報を出力します。
--msgid-bugs-address email@address
msgid のバグレポートを送るアドレスをセットします。デフォルトでは、生成した POT ファイルに Report-Msgid-Bugs-To フィールドはありません。
--copyright-holder string
POT ヘッダの著作権者 (copyright holder) をセットします。デフォルト値は ``Free Software Foundation, Inc.'' です。
--package-name string
POT ヘッダのパッケージ名をセットします。デフォルト値は ``PACKAGE'' です。
--package-version string
POT ヘッダのパッケージバージョンをセットします。デフォルト値は ``VERSION'' です。

関連項目

po4a(7), po4a-updatepo(1), po4a-translate(1), po4a-normalize(1)

著者

  Denis Barbier <barbier@linuxfr.org>
  Nicolas François <nicolas.francois@centraliens.net>
  Martin Quinson (mquinson#debian.org)
 
 

著作権・ライセンス

Copyright 2002-2010 by SPI, inc.

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